インフルエンザ・MERSなどの感染症対策


インフルエンザ推定患者数は、去年の12月29日~今月4日までの1週間だけで139万人。
今月5日から11日までで206万人とさらに増加中との事です。

しかも、ことし流行している「A香港型インフルエンザ」はワクチンが効きにくく、高齢者や子どもなどでは重症化しやすいのが特徴らしいです。

*乳幼児の場合、重症化するとまれにインフルエンザ脳炎になり、深刻な後遺症が残ることがあり、また高齢者は肺炎などを併発して死に至る場合もあるとの事です。

インフルエンザ対策として有効な物の一つにマスクが上げられます。でも、今使用しているマスクで効果あるの?
⇒答えは、「正しく使えば効果あり!」です。
ここで、「正しく」とは、「マスクと顔の間にスキ間を作らない」事です。

実はマスクによるインフルエンザ対策は「マスクでウイルスを直接カットする事だけではないから」なのです。
通常のマスクに使用されている不織布は編み目がサイズが3μm程度なのに対してスギ花粉は30μm、しかしながらウイルスのサイズは0.1μmなので、30倍も大きさが異なります。つまり、「空気感染の場合は、そもそもマスクでウイルスを直接防ぐことは出来ない」のです。

それではなぜ、インフルエンザ対策としてマスクが有効なのでしょうか?
それは、次の3つの効果が期待できるからです。

1.保温・保湿によるウイルスの死滅効果⇒温度32度,湿度50%では6時間後のウイルス生存率はゼロ
2.加湿による、のどや鼻の免疫力維持⇒気道の「線毛運動」も乾燥すると低下
3.ウイルスのついた手で口・鼻のまわりに直接触れない
だ、そうです。
*:一般的に期待しているマスクによるウイルスその物のカット効果は、(先に記載したように)ウイルスが非常に小さい為(1/30倍)、マスクのフィルタ効果は期待できないそうです。
ただし、1.2.の保温・保湿効果は乾燥した空気を直接吸い込まない事で向上する事は明らかですね。

また、空気感染以外の咳やくしゃみと言った生理現象の際に、唾液などと共に感染者から霧状に放出される飛沫感染では、霧の粒サイズが十分に大きいためマスクのフィルター効果が認められます。ただし、スキ間があっては、そもそもフィルターとしての機能が発揮できません。(*:MERSコロナウイルスも飛沫感染と言われています。)

つまり、いずれにせよマスクを使う際にスキ間を作らないことが感染症対策ツボなのです。

そんなの判っているよ」とおっしゃる方は、試しに現在ご使用中のマスクの針金部分全体を指で押さえてみてください。如何ですか? (マスクがフィルターとして機能する事で、呼吸時にマスクがペコペコと動いたり、吸気の際に少し抵抗感を感じませんか?)
あれ!?と思ったら、【マスクっと!】を是非一度お試しください。マスクっと!をご使用いただくと指で押さえているのと同等の効果が得られますよ。

ところで、マスクっと!を使っても、「メガネの曇りに変化がない」との、ご意見を頂く事があります。
ここで、メガネが曇ると言う事は隙間から暖かく・湿った空気が逃げている証拠ですよね。つまり、「マスクっと!」で、メガネが曇りにくくなるまで顔にマスクをフィットさせる事でインフルエンザへの対策効果を間接的に可視化できます。
マスクっと!を使用しても、メガネの曇り低減効果が得られないとおっしゃる方は、とてもモッタイナイです。今一度フィットするまでマスクっと!を調整(*)してみてください。必ず、「おっ!」と感じる位置が見つかるはずですよ。

*:調整とは、マスクっと!を顔の形にピッタリとフィットさせるための曲げ方と、マスク+マスクっと!を装着した際の顔に対する上下の位置関係などです。次の写真2枚を参照願います。

合わせ方1 合わせ方2